建物を壊して理解する安全な建物づくり

動物に体を支える骨があるように、建物にも体を支える骨(骨組み)があります。また、動物が進化するように、建物もまた技術の発展によって進化しています。建物を支える骨組みにも、さまざまな形式が誕生していくことでしょう。本研究室では、地震災害などから建物を守るため、骨組みを壊す実験や、コンピュータによる解析を通じて構造性能を検証し、安全な建物をつくるための研究に取り組んでいます。 

指導教員 教授 小野里憲一(おのざと のりかず)



実験風景

鉄筋コンクリート造耐震壁の実験

実物大の1/4スケールの鉄筋コンクリート造耐震壁の試験体を作製して、加力装置に設置をしている様子です。

鋼板の曲げ実験

写真の中央の鋼板の裏側に鉄筋が溶接してあります。鉄筋を下方向に加力して、鋼板の曲げ耐力を調べている様子です。

ドリフトピン(木造)の実験

木質構造で使用するドリフトピンの耐力を調べました。木材に食い込んだドリフトピンを調べたところ、写真のように曲がっていました。